マツコ・デラックスのプロフィール
1972年10月26日生まれ/51歳/身長:175 cm/血液型A型/千葉県千葉市稲毛区出身/職業:コラムニスト、エッセイスト、タレント/所属事務所:ナチュラルエイト/代表番組:5時に夢中!、月曜から夜ふかし、マツコの知らない世界、マツコ&有吉 かりそめ天国、など
おすすめのマツコ・デラックス本
①「真実・真価」に関するマツコ・デラックスの名言
自分が幸せかどうかは、自分で決めるしかないのよ。
幸せというのは非常に曖昧なものです。歴史的な賢者である有名な哲学者たちでさえ、「幸せとはなにか?」という問いの答えは人それぞれ違っています。それくらい「幸せは、人による」ものです。例えば、一般的に見下されるニートなんかは「やりたくない事をやらなくていい状態」という点で言えば、貴族と同じでかなり幸せな人たちでしょう。また、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの研究によると、「頭が良い(IQが高い)人ほど、友達が少ないほうが幸せになる。」という事がわかっているそうです。このように、人によって、考え方によって、優先順位によって、同じ状況・状態でも、幸せor不幸せというのは違ってきます。つまり、幸せというのは、自分で決める・設定するしかないのです。
幸せの定義なんて存在しません。
「幸せ」というのは人によって違いますよね。一般的に言われる幸せと言えば、結婚、家を建てる、などありますが、考え方によっては、これらは不幸せとも言えます。結婚は「他の異性と親しくなれない」という不自由が発生しますし、家を建てて、火事でも起こそうもんなら、家は無いのにローンは残る、なんて事になります。なので、どんなものも「イコールこれが幸せだ!」という論があれば、同時にイコール不幸せであるとも言えるので、「誰にでも当てはまる幸せ」を定義するのは少々難しい面があります。
ダメだよ、何でも真実を探求したら。
基本的には、真実を追求すると、物事の本質が見えてきて、正しい受け止め方や正しい対応をとる事ができ、良い結果になります。しかし、全てにおいてこれが当てはまる訳ではありません。例えば、こんなトリビアがあります。「エビの尻尾とゴキブリの羽根は全く同じ成分でできている。」この真実、皆さん知りたくなかったですよね(笑)このように真実を探究した結果、知りたくなかった事も知ってしまい、不幸に感じる事もあるのです。
ホントの事言うっていうのは優しいんだよ。
本人には耳が痛い事、つまり本当の事を言う、というのは、本当は優しさに溢れる、優しい行動である、という事だったりします。例えば、仕事ができない部下とその上司が居るとします。この部下に対して上司が「こんなこともできないのか、なぜ上手く出来ないのかちゃんと考えてみろ!これが出来るまで他の仕事はするな!」など、厳しい対応をした場合、表面上は厳しい優しくない上司に見えるでしょう。しかし、仕事ができない部下にちゃんと向き合い、仕事ができる人間に育てるために上司も尽力をしている、という面では、「優しさに溢れるが故の行動」と言えます。逆に言うと、当たり障りの無い事を言って面倒な事をやらない人は、本質的には冷たい人であるとも言えます。
知らない方がイイ事だらけよ、人生なんて。
何年も前に怒り新党でマツコ自身がこんな話をしていました。マツコが電車の切符を買うために列に並んでいたところ、前に並んでいたカップルが自分たちが買う番になってから、「どこ行こうか〜」と行き先を決めはじめたそうです。これに対してマツコは当然ながら、「そんなの並んでる時に決めておけよ!」と思ったそうです。そんな非常識な行動、他人をイラつかせるのは当たり前ですよね。笑しかし、カップル達からすれば、「自分たちが他人をイラつかせている」という事実に気付いていないという点に注目すれば、そのカップルは「無知が故に幸せである」と言えます。このように、何かを知っている、気付いているが故に不幸になる事も人生では起こりうるのです。
己を知ることは重要よ。
己を知らない事で不都合が起こというのは、おそらく全ての人間が経験あるでしょう。己を知らない事で起きる悪い事。例えば、自分の男性(女性)としての価値を見誤り、身の丈に合わないハイスペックな異性を結婚相手に求める。その結果、いつまで経っても結婚できない人が出来上がる。というのは、皆さんも見た事があるでしょう。また、仕事選びに関しても、自分の得意・不得意、好き・嫌いを理解しているかどうかで、自分に合った良い仕事に就けるかどうかは大きく左右されます。己を知る事は、人生においてもかなりの重要な事です。一度じっくり考えてみては?
幸せが何かって考え出したら、生きてくのが苦しくなるだけ
物事を考えずにフィーリングで生きていると、大事な事に気付かなかったり、正しい行動、合理的な選択を選べなかったりします。しかし、みんながみんな結論に辿り着けるわけではありません。であれば、何も考えずとも自分のフィーリングを頼りにする生き方も悪くない場合もあるでしょう。
②「生き方」に関するマツコ・デラックスの名言
意地張って生きて何が悪い。
「意地を張る」というのは、「自分の考えをどこまでも通そうとする」という意味です。という事は言い換えると、「協調性が無い」ということになりますね。協調性が無いと発生するデメリットももちろんありますが、決して悪い事ばかりではありません。協調性が無く、自分が正しいと信じた事をやり続ける人は、ある種いい意味で「非常識」なので、新しいサービスやモノ、価値を生み出す可能性が高いです。逆にいうと、他人に流されやすい協調性があるタイプの人は平凡な成果しかあげられない場合が多いです。
完璧な幸福の下に生きてる人なんていない。
「ものすごく幸せそうな人」といえば、誰でしょうか?例えば、天皇家の人達は幸せそうですよね。彼らは、食いっぱぐれる事が無いし、周りの人たちから丁寧に扱われ、働かなくてもどんどん貯金は増えていくしで、一般的には幸せそうに見えます。しかし、彼らにも大変さ、ツラさは沢山あります。勉強にしろ仕事にしろ優秀な結果を出す事を求められるし、人前で不機嫌な態度をとる事も悪口や下ネタを言う事も出来ない、外に出れば人目を感じるなんていうかなりキツい事も多いです。つまり、どんな人にも、幸せも不幸せもあり、また、考え方によっても幸せ不幸せは変化します。つまり、「完璧な幸せなんてない」という事になりますね。
四の五の言わずに生活していかなきゃいけないものなの
人として生命を維持し続ける以上、寝て、食べて、くそして、息しなければいけません。で、これら最低限の生命維持をし続けるためには、働いて、家事をして、風呂に入る、などの生活をする事になります。いくら「面倒くせぇ〜」と思っても、生きるためには、面倒な事は避けられません。
常に新しいことをし続けてないと人間ってダメになっちゃう
たとえ毎日一生懸命働いているひとでも、同じ毎日を淡々にこなすだけでは、「成長」が出来ません。しかし、体力的には日々老化しますし、お金も必ず減りますから、成長しないと人としての価値は下がる一方です。価値が少しづつ下がるの末路は人としてダメになるに行き着きます。少しづつでもいいから今までと違う事に挑戦してみましょう。
鈍感であることって大事じゃない?
社会で生きていると、嫌な事というのは必ず発生します。相手に悪意があろうがなかろうが、心を乱される事は何度もあるでしょう。そんな嫌な出来事を全て受け止めてしまうと、心が保ちません。なので、できる限り嫌な事に気付かない、つまり鈍感である事はかなり大切な事です。優しい人ほど敏感で周りがよく見えてしまったりします。「意識的に周りを見ない」というのも必要かもしれませんよ。
③「努力」に関するマツコ・デラックスの名言
ありのままでいいっていう風潮は良くない
「ありのままでいい」イコール「成長しなくてもいい」という風に考えられます。「成長しなくても良い」が正しい、としてしまうと、人は学ぶ事をやめ、考える事をやめ、努力する事をやめてもOKという事になります。そうすると、なかなかひどい世界になる事は誰でもわかるでしょう。ありのままでいい、と甘えていると、結局本人の人生がキツくなります。ケースバイケースではありますが、「ありのまま」は、ほどほどに。
頑張ってればいいっていう風潮はよくない
わたくし編集長はよく「努力」を「歩く事」に例えます。今の自分=現在地、目標=目的地、目標達成の方法=ルート設定、スピード感=歩く速さ。もし、「頑張ってさえいればいい」が正しいとすると、現在地も目的地もルートもわかっていないで、ただ「散歩」をしているようなものです。しかし、デタラメに散歩しているだけでは、目的地(目標)には辿り着けません。つまり、ただデタラメに頑張っているだけではいけません。
面倒くさいことを回避しては絶対に生きてゆけない
まともに生きていくためには面倒くさい事を避ける事はできません。掃除、洗濯、通勤、仕事、買い出し、歯磨き、入浴などなど。生きていくためには面倒くさい事が沢山あります。「家政婦を雇う」などの対策で負担を減らす事はできますが、そのためには家政婦代の分、余計に働かなければいけません。人として生きていくためには面倒くさいことは避けられないのです。
④「対人関係」に関するマツコ・デラックスの名言
動物とコミュニケーションをとる必要ある?
世の中には沢山の人がいます。日本という国に限定しても1.2億人いますから、色々な人がいます。という事は、論理的に考えられない人、想像力が足りない自己中心的な人、というのも一定数居ます。このような頭が悪い人達は極端に言えば、物事を考えられない動物と同じです。頭が悪い生き物とコミュニケーションを取り、分かりあおうとするのは無駄ですし、無理がありますよね。何か問題ある人に対しては、「分かり合う」以外の選択肢も考えてみる事も必要です。
人間には自由があり、そして節度がある
我々日本人には色々な自由があります。例えば、職業選択、どこに住むか、何を食べるか、などなど。しかし、なんでもかんでも自由にしてしまうと、秩序が無くなり世の中はまさに混沌とした世界になります。例えば、人を自由にぶん殴ってもいい、10万円以下なら強盗をしても良い、なんていう自由があったらみんなが困ります。今この世の中が平和で秩序があるのは、節度があってのものなのです。
人間って誰かに支えられ、誰かを支えという大きな構造の中で生きている
全ての人間は「誰かを支えている」し、「誰かに支えられている」と言えます。例えば、スタバの店員は、お客さんが払うお金の一部が給料になっているし、創業者や経営者たちが雇用を作ったから、店員さんはお金を稼げています。お客さんは、店員さんのおかげでサービスを受けられるし、遠いところで言えば、電力会社で働く人のおかげでその店舗を利用する事ができる、という側面もあります。仕事をしていないニートでさえ、モノやサービスの消費をしているので、誰かの役に立っています。全ての人は、全ての人に役に立っているのです。
自分の理解できないことをうまく理解させてあげられる人が優秀
物事を理解すれば、「これはこうこうこうだから、大丈夫、問題ない。」と思えますが、自分が理解できない事は、「どうなるかわからない」ために、恐怖を感じたりします。例えば、遠い未来に発生するであろう、中国による日本への軍事侵攻。これについてあまりよくわかっていない方は恐怖を感じでしょうが、知識や論理があると恐怖は薄らぎます。その理由は、5つ。①日本よりも先に台湾に進軍する。②中国と日本の間には海があるので、戦車がめちゃくちゃ上陸しにくい。③船を使うことになるが、陸地に到着する前にミサイル撃っちゃえば大丈夫。④「実は日本は核弾頭を持っている。」という噂があり、噂だけでも抑止力になる。⑤アメリカと軍事同盟を組んでいるので、日本への進軍は実質日本&アメリカとの戦争になる。などなど、このように物事をちゃんと理解すると、恐怖は薄くなります。もし、恐怖を感じる事があるなら、徹底的に向き合ってみましょう。
⑤「メンタル」に関するマツコ・デラックスの名言
あんまり若いうちからしっかりしすぎちゃダメよ
「失敗が許されるのは、若いうちだけ」です。つまり、歳を取るほどに失敗は許されなくなる、という構造が世の中にはあります。未成年の犯罪なんかはわかりやすいです。同じ犯罪でも、大人が下される罰よりも未成年の刑は軽くて済んだりします。若いうちは「自ら進んで失敗する」くらいの心持ちがあると、長期的には良い選択肢になるかもしれません。ただし、「人に迷惑をかける失敗」は、「ごめんなさい」では済まされない場合もあります。ご注意を。
ただ人の成功をねたんでいるだけでは、生きている価値がありません。
人の成功を妬(ねた)む事は、人間誰しもあるでしょうが、妬む「だけ」で終わらせてしまうと、あなた自身の成長に繋がりません。例えば、年収2,000万稼いでる人に対して羨ましいと思ったら、それで終わりにするので無く、その人から学べる事を探してみましょう。そのような学びを積み重ねれば、後々必ずその学びは生きてきます。
塞ぎ込む時間がなければ塞ぎ込まずにいられる。
悩み、問題に対する対処法は5つあります。解決、逃げる、(とりあえず)保存する、忘れる、(誰かと)共有する、の5つ。悩み、問題を解決できれば一番良いでしょうが、あなた自身では解決できない問題も沢山あります。例えば、愛犬が亡くなった、とか、志望校に落ちた、とかは解決する事はできませんよね。そういった場合、一番手っ取り早いのが、この名言の通り「忘れる」です。特に、わざと忙しい状況を作ると、その悩みを思い出す暇もなくなるので、塞ぎ込む事ができなくなるでしょう。
地球のように明るい時があるから暗い時がある。
人生、何年も生きていれば、辛い事は必ず起きます。でも、辛い事だけではなく、楽しい事、嬉しい事も起こります。もし今、辛くて悲しい「暗い時」であれば、それはいつか必ず終わります。ふいにやってくる次の「明るい時」が来るまで、少しだけ頑張ってみましょう。きっと暗い時の経験が後々活きてきます。悲観的になりすぎず乗り越えてていきましょう。
⑥マツコの名言「おまけ」
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